クラウドストレージ(Microsoft Azure Storage)に画像をアップロード、参照する

Visual Studio 2017とAzure SDK for .NET、Visual Studio Tools for Azureを使用して、LEADTOOLSのRasterImageViewerで表示した画像をMicrosoft Azure StorageのBlob Storageへアップロードします。その後アップロードした画像をLEADTOOLSのRasterImageViewerで表示します。
はじめにストレージアカウントを作成します。Azure ポータルからこちらに記載されている手順に従って「ltimagestorage」というストレージアカウントを作成しておきます。

続いてコンテナーを作成します。「image」というコンテナーを作成しておきます。

アプリケーションからストレージアカウントに接続する際に必要な接続文字列をコピーしておきます。

Visual StudioでWindows Forms アプリケーションを作成します。RasterImageViewerとButtonを追加します。

Nuget Package マネージャーでWindowsAzure.StorageとMicrosoft.WindowsAzure.ConfigurationManagerを追加します。


App.configにこちらのページの「ストレージ接続文字列の構成」を参考にしてストレージ接続文字列を参照する設定を追加します。

認証処理は以上です。続いて画像を扱う処理を実装していきます。まず、LEADTOOLSのライセンスを設定して、RasterImageViewerに画像を表示します。

続いてRasterImageViewerで表示した画像をAzure Storageに作成したストレージアカウント「ltimagestorage」のBLOBコンテナ「image」へアップロードする処理と、アップロードした画像をダウンロードしてRasterImageViewerで表示する処理を実装します。Azure SDK for .NETを使用してアップロードとダウンロードを実装しています。


ビルドして実行してみます。Loadボタンで画像をRasterImageViewerに読み込んだ後にUploadボタンでAzure Storageに画像をアップロードできます。同様にDownloadボタンでAzure Storageにアップロードした画像をダウンロードしてRasterImageViewerに読み込むこともできます。

以上です。今回作成したサンプルはこちらです。